「あい」 高田郁著 を読む

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新聞に文庫本の発売が掲載されて
いたのでさっそくいつもの有隣堂に
出かけました。女性店員に場所を
問い合わせたのですがなかなか
見つかりませんでした。私の声が
よほど高かったのでしょう、そばに
いたおばあさんが「あそこにありま
すよ」と教えてくれました。我ながら
苦笑しながらの購入でした。

実在した人物、関寛斎(蘭方医)の人生をその妻(あい)の生涯を
通して描かれた物語です。

歴史の波に翻弄され、志の高い関寛斎とあいなるがゆえに波乱
万丈の人生を送った二人ですが、本文中の次の文章に集約され
ると思います。

 ・人たる者の本分は、眼前にあらずして、永遠に在り。
 ・お前はひとりの男を愛し抜いた。
  その男を支え、寄り添い、ともに夢を抱いて、生き抜いた。
  それ以上に尊いことはない。
 ・ああ、山桃だ。
  私は山桃に生まれ変わるのだわ。
  あいは喩えようのない幸福に満たされる。

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