偶然、本2冊つながる

偶然のこととは言え、最近ちょっと珍し
い経験をしましたので紹介します。
今までに何回も掲載していますが、今私
が夢中なのは、時代小説作家、高田郁
さんの作品です。
新刊が発行されれば喜び勇んで書店に
駆けつけるし、既刊本は2度3度と読み
返して楽しんでいます。
そんな中で今回の偶然経験をしました。

それは「晴れときどき涙雨」を再読した
時のことです。ちなみにこの本は(高田
郁のできるまで)というサブタイトルが
ついている彼女の初エッセイ集です。
幻冬舎文庫、460円+税。

その終盤に【なんの花が薫る】という
一文があります。その中で
 ・山本周五郎さんの短編集
 ・男の狡さ、女の哀しさ、生きるこ
  との切なさが見事にまで表現
 ・漫画作家から時代小説へ、転身
 ・背中を押してくれたのは、山本周五
  郎さんの【なんの花が薫る】でした
と読み終えて「あれっ?」と思いました。

そういえば山本周五郎の単行本が1冊だ
け本棚にあったなぁ。今まで何回か2~
3ページを読んでは中断していた本だっ
たが・・・

本棚を探しました。ありました!
【雨あがる】山本周五郎短篇傑作選:
角川書店でした。
しかも目次を開いてみると
 ・日日平安
 ・つゆのひぬま
 ・なんの花が薫る
 ・雨あがる
とありました。

なんと【なんの花が薫る】があるじゃな
いですか。これは高田郁さんが紹介し
ていた本ではないのか!
こんな偶然があるもんですね!
画像

さっそく単行本【雨あがる】を読み始めま
した。不思議です。今までとは違い読み
進めるほどに夢中になりました。結局2日
間で4編読み切りました。

高田郁さんはこうも評しています。
 そこに描かれている情景や、人物描写、
 会話に至るまで・・・鮮やかな色彩を
もって胸に迫った。

まったくその通りでした。

4篇とも傑作ですが、ちなみに私は本の
表題にもなっている「雨あがる」が特に
心に残りました。
山本周五郎作品をもっと読んでみようと
思いました。





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