山周6:花匂う

山本周五郎周五郎作品の6冊目。新潮文庫。
11短編が収録されています。6冊トータル
50編になります。巻末の解説によると、こ
れら11作品は「山本周五郎全集:13巻、
講談社」「山本周五郎小説全集:38巻、
新潮社」には収録されていない作品ばかりと
のことです。
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1宗太兄弟の悲劇
 非は父にありながら仇討ちをせねばならな
 い村上宗太宗六兄弟。武家社会の陰惨な意
 地が 描かれている。
2秋風不帰
 刈谷夏雄は5年間の兵法修行から帰郷する
 が留守の間に父が城中で乱心したとして殺
 され、兄も切腹を命ぜられたことを知る。
 下男の娘お高の協力で真犯人を討つ。
3矢押の樋
 矢押梶之助は、飢饉から領民を救うため、
 城堀の一部を壊し樋を引くという秘策を実
 行し崩落してくる石垣の下敷きになって命
 を落す。
4愚鈍物語 
 寡黙でおっとりした好人物の三之丞、実は鋭
 い人間観察眼の持ち主。修復中の土手が完成
 近くなるといつも決壊する犯人を探し出す。
5明暗嫁問答
 国家老高滝勘太夫は甥の直二郎を養子に迎え
 るがいつも口八丁手八丁の直二郎にやりこめ
 られている。ある日突然芸妓の「小笛」を預
 かってくれと連れてくるのだが・・・
6椿説女嫌い
 新任の勘定奉行、折岩弥太夫は権高な老女、
 「波尾ゆう」を暴風雨が激しくなる中登山に
 連出し、彼女の心を開かせる。
7花匂う
 部屋済みの三男坊、直弥は隣に住む幼なじみ
 の多津を思っていたが、多津は親友の信一郎
 と結婚。15年後信一郎は病没し隠し子が跡
 を継ぐことに。直弥は傷心の多津に実家に戻
 って来なさい、私が結婚を申し込むと言う。
8蘭
 平三郎と生之助は親友で二人とも藩の将来を
 嘱望される俊才だった。そして共に松子に想
 いを抱いていた。生之助は松子を平三郎に譲
 りしかも江戸に出府した平三郎の代わりに不
 逞の暴れ者と決闘を行うことに・・・
9渡の求婚
  渡の性格は人の言うことを聞かないと知る
 友人の外記は、渡が美しく成長した妹のゆみ
 に気があることに気づき一計を講じる。
10出来ていた青
 現代推理小説。 
11酒・盃・徳利
 解説によると、作者の千葉県・浦安の苦闘時
 代と馬込の新進作家時代のことが描かれてい
 るとのこと。
 
 

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