あきない正傳金と銀九淵泉篇

そろそろ発売時期ではないかと思いながら
横浜・有隣堂に立ち寄ったらなんと文庫本
コーナーの最前列に並んでいました!
高田郁さんの「あきない世傳金と銀九淵泉
篇」です。
ちなみに朝日新聞には翌日発売広告が載っ
ていました。

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本篇ても、呉服太物商「五鈴屋」江戸店は
大小のトラブルに見舞われます。しかし店
主の幸をはじめ主従は、くじけることなく、
知恵を絞って難局を打開し、新しい夢を育
んでいきます。
江戸と大坂の関係者の皆さんの温かい助言
と協力を得ながら・・・

以下に特に記憶に残った内容を紹介します。

・結の出奔とその後の行動
 五鈴屋店主、幸の妹結の家出にはびっく
 りさせられました。しかもその後は五鈴
 屋の屋台骨を揺るがしかねない行動が続
 きます。血を分けた姉妹ゆえに、お互い
 冷静さを欠きこじれる一方です。いつか
 分かり合える日は来るのだろうか・・・

・菜根譚について
 大坂の医者、柳井道善から贈られた江戸
 店開店祝いの額の10字は誰にも読めな
 かった。それが縁あって五鈴屋を訪れた
 儒学者によって読み解かれたのは前篇だ
 った。それが今篇で続きの10字が追加
 されて明確になった。
 それは菜根譚の一節だと いう。
  衰颯的景象 就在盛満中
  發生的機緻 足在零落内
 「衰える兆しは最も盛んな時に生まれ、
 新たな盛運の芽ばえは、何もかも失った
 時、既に在る」
 悲嘆のどん底にあった五鈴屋主従に勇気
 を与えるに十分な言葉だった。

・「菊栄」との再会
 幸は5年ぶりに大坂へ戻った。八代目徳
 兵衛のもと本店、高島店とも確実に栄え
 ていること、人が増え育っていることを
 目の当たりにする。
 そして四代目徳兵衛の前妻だった菊栄に
 再会する。菊栄は紅屋を再建したのだが
 最近、商売が安定した兄夫婦から早く嫁
 に行けとあおられていた。そんな中、菊
 栄は新しい簪のアイデアをもち、いつか
 江戸に出るつもりと幸に打ち明ける。

・木綿での新商品への挑戦
 呉服物の販売ができなくなった五鈴屋江
 戸店(幸はこの店主になった)は、木綿
 の販売に活路を見出すしかなかった。
 型彫師、型付師の協力のもと、新しい紋
 様の藍の付け染めが生まれようとしてい
 る。

・余談:梅松とお梅さん
 型彫師の梅松どんと五鈴屋大坂本店の女
 中頭のお梅さんはもしかして???
 

 




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